2012年1月4日
順番が逆でしょう
「なんで、あなたがここにいるのよ」
父や母から開放された時には、深夜をまわっていた。
その間暇でずっと無料メル友サイトを見ていた。
「いや・・・。だって、前から挨拶に行きたいって話していたじゃないか。」
お酒が入って開き直りとも取れる彼の態度にイラつく私。
「私、実家の住所なんて教えてないよね。」
「あぁ、でも、よく手紙が来ていたじゃん。」
そういえば・・・。母からの手紙、よく、机の上に置きっぱなしにしていた・・・。
「だからって、どうしてここにいるわけ?」
何の約束もしていなかったのに、私が実家に戻ると、父と一緒にお酒を飲んでいた彼。
本当に信じられない。
「いや、驚かそうと思って玄関のところでSNS見ながら待っていたら、お母さんに声をかけられて・・・。
外で待っているっていったんだけどさぁ・・・。」
まぁ、母の強引な性格を考えると、だいたい状況は理解できるけれど・・・。
「しかも、来年の6月に式をあげるって何?」
呆れて怒る気力さえも失いながら、一番、気になっていた話を尋ねると、
完全に出来上がっている彼が、真剣表情をして言った。
「結婚してほしい。」
そして、ごそごそとポケットの中を探り指輪が入っているらしい小さな箱を私に渡した。
「順番が逆でしょう・・・。」
彼の突飛な行動に呆れながらも、断る理由もなく・・・。
「ダメ?」
出会った頃からいつも自信たっぷりな彼がオドオドしている様子も何だか可愛く思えた。
だから、「まぁ、いいわよ。」って答えてあげた。
Filed under: 日記 — admin 5:32 PM
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